二重人格神様~金と碧の王~
「その気持ちをハッキリと口にするの、遅すぎ。私はわかっていたわよ。あやふやに惹かれているような事を言っておきながら最初から好きだったくせに」
「なにを言っている。好きのなったのは最近だ」
「どの口が言えたものよ!」
少し怒鳴るフェイランに海鈴は「え?」と頭を悩ますと、フェイランは頭をかかえる。
「もう、いい。私、どうしてこんな不器用な主に使えているのかしら」
「僕が好きだからだろう」
「だれが好きですって!?冗談じゃない!尊敬はしているが、好きなわけがない!!断じて!!」
顔を真っ赤にして怒るフェイラン。口調もいつの間にか男に戻っていて、海鈴が笑えば腕を組みながら彼に背を向けた。
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