[完]バスケ王子に恋をして。
時は流れるのが速くて気がつくともう放課後。
「おい」
俺は冷たい声で席を立とうとする羽切を止めた。
「……んだよ……」
「俺お前と話したいんだけど……」
「……で?」
「ちょっとついて来てくれよ」
俺が一歩足を踏み出そうとすると……
「話があるならここですれよ、俺こそこそするの嫌いだから」
と羽切に肩をつかまれた。
ならしょうがねー……。
ー「ちょっと!!咲羅!?私帰るってば!!」
「うるせーな……黙ってついて来いよ」
「なんで!?離してよ!!」
教室の中のどこかで奈未と咲羅のやり取りが聞こえる。
……いいタイミングだ……。
奈未……羽切……見てろよ……?
「おい、話がねーなら俺バスケ行くぞ?俺暇じゃねーんだよ」
その言葉を聞いて俺はニヤリと口角をあげた。
「へー……暇じゃねーんだ……昨日は好きなだけ俺の奴いじめやがって……」
「……は?お前何言ってんの?つかお前の奴って誰だよ?」
「そんなこと言ってもいいのか?お前のやったこと全て話すことになるけど?」
俺は羽切にどんどん近づいていく……。
それに比例して羽切の顔はどんどん険しくなっている……。
ーガンッ!!
俺は羽切の机を蹴り飛ばした。
その瞬間ざわついてた教室が一気に静まり俺らの一点に集中する。
「自分の欲の為に人を傷つける……そしてそのあとも自分の欲に負けてまた傷つける……。それは……何も反省してねーってことだよなぁ!?」
俺は羽切の胸倉をグイッと掴んだ。
「お前は奈未のそばにいたいだけで奈未を傷つけた」
「……それで?」
ヒビリもせず冷ややかな目で俺を見る羽切。
「昨日お前は奈未に限界だと言われた……でもまた奈未を傷つけた……それに今回のキズは思っている以上に酷い……」
「……奈未もバカだよな……そのまま俺にしとけばよかったのによ……」
その瞬間俺の何かがブチッと切れた。
「おい」
俺は冷たい声で席を立とうとする羽切を止めた。
「……んだよ……」
「俺お前と話したいんだけど……」
「……で?」
「ちょっとついて来てくれよ」
俺が一歩足を踏み出そうとすると……
「話があるならここですれよ、俺こそこそするの嫌いだから」
と羽切に肩をつかまれた。
ならしょうがねー……。
ー「ちょっと!!咲羅!?私帰るってば!!」
「うるせーな……黙ってついて来いよ」
「なんで!?離してよ!!」
教室の中のどこかで奈未と咲羅のやり取りが聞こえる。
……いいタイミングだ……。
奈未……羽切……見てろよ……?
「おい、話がねーなら俺バスケ行くぞ?俺暇じゃねーんだよ」
その言葉を聞いて俺はニヤリと口角をあげた。
「へー……暇じゃねーんだ……昨日は好きなだけ俺の奴いじめやがって……」
「……は?お前何言ってんの?つかお前の奴って誰だよ?」
「そんなこと言ってもいいのか?お前のやったこと全て話すことになるけど?」
俺は羽切にどんどん近づいていく……。
それに比例して羽切の顔はどんどん険しくなっている……。
ーガンッ!!
俺は羽切の机を蹴り飛ばした。
その瞬間ざわついてた教室が一気に静まり俺らの一点に集中する。
「自分の欲の為に人を傷つける……そしてそのあとも自分の欲に負けてまた傷つける……。それは……何も反省してねーってことだよなぁ!?」
俺は羽切の胸倉をグイッと掴んだ。
「お前は奈未のそばにいたいだけで奈未を傷つけた」
「……それで?」
ヒビリもせず冷ややかな目で俺を見る羽切。
「昨日お前は奈未に限界だと言われた……でもまた奈未を傷つけた……それに今回のキズは思っている以上に酷い……」
「……奈未もバカだよな……そのまま俺にしとけばよかったのによ……」
その瞬間俺の何かがブチッと切れた。