[完]バスケ王子に恋をして。
「ねぇパパママ……」
「ん?どうした?」
優しく笑うパパの顔に胸が締め付けられる。
「私……二人に話さないといけないことがあるの……」
言葉を噛み締める思いで何とか口にできた。
パパとママは顔を見合わせて
「じゃあ……リビングでするか」
とパパが言った為私達は食器を片付けてリビングに来た。
「何?話したいことって」
ママが心配そうに見つめる。
ここまで来たんだ……話さなきゃ……!!
大丈夫……自信を持って!!
「私ね……今東京に住んでるんだ……」
「……え?」
「私……3年前に大学辞めたの……それは学校から連絡あって知ってるよね?」
「えぇ……」
「あの後私咲羅の入っている事務所にスカウトされて……今CDデビューをしてるの……黙っててごめんなさい」
私は深々と頭を下げた。
「NANA……だろ?」
「……え?」
パパの言葉に驚いて頭を上げる。
「声を聞いて思ったんだ……この声は奈未じゃないかって」
「……え?」
「ちょうど誰も奈未の行方がわからなかった時だったからますますそう思ったよ……やっぱり奈未だったんだな……」
パパにはわかってくれたんだ……私がどこにいるのか……
そう思うと自然と涙が出てきた……。
「そう……私がNANAだよ……」
「そっか……」
「あのね……私……姿公表しようと思うんだ」
「「え……?」」
「私……今まで逃げてたから……ちゃんと自分と向き合いたいの……だから……姿公表することにしたんだ」
私は真っ直ぐと二人を見る。
「私のこと……パパとママは……反対する?」
そう……これが聞きたかったんだ……。
私のことを……受け入れてくれるか……。
すると二人は顔を見合わせて笑った。
「あのね……見せたいものがあるの」
「……え?」
「ついてきて?」
私は言われるままにママについて行った。
「ん?どうした?」
優しく笑うパパの顔に胸が締め付けられる。
「私……二人に話さないといけないことがあるの……」
言葉を噛み締める思いで何とか口にできた。
パパとママは顔を見合わせて
「じゃあ……リビングでするか」
とパパが言った為私達は食器を片付けてリビングに来た。
「何?話したいことって」
ママが心配そうに見つめる。
ここまで来たんだ……話さなきゃ……!!
大丈夫……自信を持って!!
「私ね……今東京に住んでるんだ……」
「……え?」
「私……3年前に大学辞めたの……それは学校から連絡あって知ってるよね?」
「えぇ……」
「あの後私咲羅の入っている事務所にスカウトされて……今CDデビューをしてるの……黙っててごめんなさい」
私は深々と頭を下げた。
「NANA……だろ?」
「……え?」
パパの言葉に驚いて頭を上げる。
「声を聞いて思ったんだ……この声は奈未じゃないかって」
「……え?」
「ちょうど誰も奈未の行方がわからなかった時だったからますますそう思ったよ……やっぱり奈未だったんだな……」
パパにはわかってくれたんだ……私がどこにいるのか……
そう思うと自然と涙が出てきた……。
「そう……私がNANAだよ……」
「そっか……」
「あのね……私……姿公表しようと思うんだ」
「「え……?」」
「私……今まで逃げてたから……ちゃんと自分と向き合いたいの……だから……姿公表することにしたんだ」
私は真っ直ぐと二人を見る。
「私のこと……パパとママは……反対する?」
そう……これが聞きたかったんだ……。
私のことを……受け入れてくれるか……。
すると二人は顔を見合わせて笑った。
「あのね……見せたいものがあるの」
「……え?」
「ついてきて?」
私は言われるままにママについて行った。