[完]バスケ王子に恋をして。
「暑ーーい!!!」
外に出て咲羅が顔をしかめる。
「ホントー。4月とは思えない」
歩きながら夏恋ちゃんも顔をしかめる。
「この先どうなるんだろー」
「ってか夏恋って中学までバスケやってたんだろ?」
咲羅が水筒に水を入れながら夏恋ちゃんに聞く。
「うん。そうだよ」
「じゃあ何でマネージャーなわけ?クラブチームとか入れるんじゃねーの?」
たしかにそうだ。ここには男子バスケしかないけどクラブチームには入れるはず…。
「私ね……バスケは中学でやめるって決めてたの」
寂しそうに夏恋ちゃんが言った。
「どうして?」
私は聞いてみた。
「バスケに集中すると何も出来ないから。好きなことも、勉強も」
「なんで?」
咲羅は手を止めて夏恋ちゃんに聞く。
「私、お菓子作りが趣味なの。でも、バスケをやってると帰ってくる時間が9時とかで、それから勉強して1時くらいに寝て、朝5時に起きる。そんな生活ずっと続けてると体弱くなって、ストレスばかり溜まるから。でもバスケから離れたくないから、マネージャーになった。それで、高校生活は好きなことやろうと思ってる」
夏恋ちゃんはニッコリ笑って再び水を入れ始めた。
外に出て咲羅が顔をしかめる。
「ホントー。4月とは思えない」
歩きながら夏恋ちゃんも顔をしかめる。
「この先どうなるんだろー」
「ってか夏恋って中学までバスケやってたんだろ?」
咲羅が水筒に水を入れながら夏恋ちゃんに聞く。
「うん。そうだよ」
「じゃあ何でマネージャーなわけ?クラブチームとか入れるんじゃねーの?」
たしかにそうだ。ここには男子バスケしかないけどクラブチームには入れるはず…。
「私ね……バスケは中学でやめるって決めてたの」
寂しそうに夏恋ちゃんが言った。
「どうして?」
私は聞いてみた。
「バスケに集中すると何も出来ないから。好きなことも、勉強も」
「なんで?」
咲羅は手を止めて夏恋ちゃんに聞く。
「私、お菓子作りが趣味なの。でも、バスケをやってると帰ってくる時間が9時とかで、それから勉強して1時くらいに寝て、朝5時に起きる。そんな生活ずっと続けてると体弱くなって、ストレスばかり溜まるから。でもバスケから離れたくないから、マネージャーになった。それで、高校生活は好きなことやろうと思ってる」
夏恋ちゃんはニッコリ笑って再び水を入れ始めた。