[完]バスケ王子に恋をして。
「終わったー!!!!」

腰に手を当てながら叫ぶ咲羅。

私達は全ての水筒に水を入れ終わった。
水筒の数が多くてちょっと大変だったけど……。

「よし!!持って行きましょうか」

夏恋ちゃんが私達に呼びかける。

でも……。

「重ーーい!!!」

水筒が入っているカゴは重過ぎて私達には持てない。

「何でこんなに重いんだよ!!!」

キレながらカゴを持とうとする咲羅。

でもやっぱり持てなくて…。

「誰か呼んでくる?」
「そうしたいけど…。先輩方はミーティングだし、男子達は練習してるし…」
「ったく。どうしろって言うんだよ…」
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