俺様カレシは小学生?!
学と二人で洗面所の方へ向かったので私はケーキの用意をし始めた。
「ふぅ、何ドキッとかしてんのよ。相手は小学生だぞ?ケーキ用意しよっ」
食器棚からお皿を三枚取り出しテーブルに並べ一つ一つケーキを置く
ついでにコップも並べて確か冷蔵庫にオレンジジュースを用意していた筈。
冷蔵庫を開けるとオレンジジュースが・・・・誰だ!勝手に飲んだ奴わ!
昨日買っておいたオレンジジュースの蓋が既に開いていた。
ペットボトルに私が昨日
【飲むな×ダメ×】
とデカデカと書いておいたのに・・・・・
「ハァ・・・・絶対お母さんだ」
私の両親は共働きで夜にならないと帰って来ない。
たまに残業とかで帰宅が22時過ぎになることもある
ちなみに昨日は残業だったみたいで帰りが遅かった。
油断していた。メモ書いてるし大丈夫だろうと思って早く寝てしまったのがいけなかった
あの母がこんなメモで遠慮などするはずもない
「帰ったら覚えてろよ」
絶対ジュース代とついでにケーキ代金もせしめてやる
用意したコップに残りのオレンジジュースを注いでいると手を洗い終えた二人が戻ってきた。