好きなんて言えないよ。
「なに言ってる?桜?」



ヤメテ…その名前を呼ぶのは…。


「おかしいよ、紺野君!?どーしたの?!」



そうすると私の目の前に鏡が浮かび上がり



"お前は…桜"


そんな声が何処からか聞こえてくる。


私は明後日鏡を見た。


「え…?」


目の前には桜ちゃんの顔が浮かんでいる。



いや…ヤメテ…いや…。



……………………………。。。。



「逢瀬!!!逢瀬!!!」



はっ!


目を開くと目の前には保健室の天井があった。



消毒液のアルコールの匂いがする。



ここは…保健室?


横を見ると心配そうな顔をした間々原君が座っていた。


え…?間々原君…?




「逢瀬…?苦しそうだったけど大丈夫か?」



「…間々原君…?心配かけてごめん」



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