恐怖短編集
私が恭子へ投げかけたのは上辺だけの、冷たい言葉。


それが、きっと恭子にも伝わったのだろう。親友だった私たちは、高校卒業と同時にあっという間に他人へと変わった。


高校進学をしなかった私は、すぐに実家の手伝いを始めたため、恭子との別れを惜しむ暇などなかった。


商店街の中の、一番にぎやかなパン屋。


それが、私の家。

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