Extreme city
「こ、殺しまではしません…」

脚の下の不動を見ながらシルヴァが言う。

「し、しかし…戦いの愚かさをわかって頂く為に…しばらく入院くらいはしてもらいましょうか…」

徐々に前傾姿勢になるシルヴァ。

あと僅かでも体重をかければ、骨は勿論内臓までも押し潰される。

確かに死にはしないが、もう二度と格闘家としては戦えない体になるに違いない。

そんな状態の中。

「入院は…」

不動は自由に動かせる両腕でシルヴァの足の指の一本を摑み。

「てめぇがしろっっっ!」

指を折り、更に爪を剥がす!

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