みどり姫
◎スフォルツ公国領
 かつての尚武の国。国土は狭いが戦士一人一人の力量は高かった。
 ダラ・スーチェア王妃リウシェンダの故郷。ダラ・スーチェアの当時の王太子サディンに、幽閉していた妾腹の王女リウシェンダを盗まれる。
 政治的決着をつけようとしたが失敗し、戦争に。1ヶ月半で戦争は終わった。ダラ・スーチェアの圧倒的勝利である(591年)。
 リウシェンダの死後、ダラ・スーチェアの属領から完全にダラ・スーチェアに吸収される。
 リウシェンダが生きていた間は王(サディン)の弟を議長とした議会政治が行われていた。


◎サナディア
 ダラ・スーチェアの隣国。海の無い国。
 服装はクーベルバシクと同じ。主食は小麦。
 森の多い国。故に『緑の宝石』と謳われる。
 質素倹約を旨としている。経済的には豊か。自国に特にこれといった産業は無いが、貿易の仲介をする事により潤っている。
 版図を広げようとするマリシャ、アコーリアから狙われているが代々の王の手腕により独立を保っている。
 現在の王シアーリュは長年病床にあり、王子が一人だけ。だが、最愛の王妃を奪った存在としてシアーリュは複雑な感情を息子に抱いている。
 輸入品は魚、香辛料、羊毛
 輸出品は木材


◎マリシャ
 良港を有するが穀物を半分はダラ・スーチェアからの輸入で賄っている。
 最北の港シルシャには人魚が出るという噂がある。故にシルシャは灯台があるものの『港』としては使われていない。人魚見たさに集まる人々の観光地と化している。この観光収入は大きくマリシャを潤している。
 輸入品は木材、小麦
 輸出品は魚


◎アコーリア
 海の無い国。背後にクードリドがある為、いつ戦争が起こるかと戦々恐々としている。
 広い牧草地を有しており、羊毛が取れる。牧草地はシュリカにまで広がっており、シュリカも牧畜を国の基盤としている為非常に仲が良い。クードリドが戦の狼煙をあげたならシュリカが共に戦うという同盟も出来ている。
 輸出品は羊毛
 輸入品は米、紙、魚


◎シュリカ アコーリアと同じく牧畜を基盤とする国。クードリドと国境を接している為、対クードリド同盟をアコーリアと結んでいる。
 港もあるが、潮の流れが悪く、良港とはいえない。
 ケランが欲しいのだが、ケラン侵攻の際には背後をクードリドにつかれる事を恐れて出来ない。
 主食は米と小麦が半々。
 輸入品は米、小麦
 輸出品は羊毛
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