年上の彼女【短編】
「ふぇ、って何だよ!!あや可愛いんだけど」



どこまでも抜けてるあやが可笑しくて、可愛くて、俺は笑いがとまらない。


たまらずあやをギュッて抱きしめた。




「ゆ、優ちゃん…苦じい…」


「あ!ごめん!!じゃあこっち」





腕の中であやがもがいていたから、俺は抱き締める手を緩めて、2回目のキスをしたんだ。



あやもようやく慣れてきたのか、苦しくなさそう。



離してやんないって思ってたけど、あやも積極的になってきてる…




だからそういうのヤバいですって!!






幸せ過ぎて、自ずと顔が緩んでくる。


俺、キモイかも…


そしたら目の前のあやもにやけてんじゃん!!




「何にやけてんの?」



急に赤くなるあや。



「に、にやけてないもん//」



「にやけてたよ?俺もね」




会話しながらも唇は離してやんない。


あやの甘い吐息が掛かる度、次の段階への理性が危なくなる。




「離したくねぇ…」




俺は、あやをキツく抱き締めた。



< 25 / 42 >

この作品をシェア

pagetop