年上の彼女【短編】
そんな俺を見かねた俺とあやの母親が手を差し伸べたんだ。



もう二人は当然俺があやのこと好きって知ってる。


親父達もね。



気付かないのはあやだけだ。




マジ鈍感!!




ま、そんなとこも好きなんだけどね。





「明日、絢が帰ってきたら優ちゃんのとこ向かわせるから」



「女は押しに弱いのよ~」



「そうそう、うちのお父さんも若い頃は押しが強くって~」



「あらやだわ、じゃあ絢ちゃんも押しに弱いわよ!奥さんにそっくりだもの~」



「…二人とも、この前は引いてみなって言ったよな?女は無口な男が好きだから、って。」

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