【短】SKIP!!
◆透哉SIDE◆


俺の前で泣いてる亜澄。


俺、何かしたっけ?


「ねぇ、話してよ。」


亜澄が口を開いた。


「透哉が・・・」


気づいたら俺は動いてた。


俺と亜澄との距離は0センチ。


俺の初めてのキス。


距離ができて、亜澄を見る。


「泥棒ッ!!」


エッ!??


「あぁ~↓ファーストキスが・・・。」


怒ったと思ったら悲しんでる。


「ごちそう様、亜澄。」


ようやく動きだしたコーヒーカップらしき物。


地面に足をついたとき、


亜澄の顔が笑っていた。


涙も流れてはいなかった。


そのあともキスのことには触れずに遊んだ。


藍からメールが来た。


『勝手に帰っていいから~♪
 もちろん告ってからだぞ!!』


「亜澄、勝手に帰っていいって。」


「そう。じゃあそろそろ出る?」


俺等は園内をあとにした。


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