大好きなんです。
「莉乃のコスプレ絶対見に来て下さいね!」
「う、うん!」
知樹先輩、知佳に驚いてる。
知樹先輩来てくれるんだよね…!
「ていうか、このケーキ…♪♪♪〜♪♪〜♪♪
「ちょっとごめんね!」
知佳の携帯がなり知樹先輩と二人になった。
「美味しい?」
「とても美味しいです!」
「なら、良かったよ……
ちょっと動かないで?」
えっ?知樹先輩の手が伸びてくる。
顔のあたりで手が止まって…。
「付いてる!」
指についたクリームをペロッと舐める知樹先輩。
唇についたクリームを取ってくれたの!?
唇にはまだ知樹先輩の指の感触が残っている。
「ったく、莉乃はすぐ赤くなるんだから!」
「…すみません…。」
俯きながら謝る。
「いいの、可愛いから。
ほら、知佳ちゃん来たよ!」
知佳が戻ってきた。
「莉乃、そろそろ準備だって!」
もう少し知樹先輩といたかった…。
「じゃあ後で……ありがとね!」
「はい、ありがとうございました!」
「莉乃ちゃん、ちょっと……」
知佳があたしを知樹先輩の横に立たせる。
ポケットからあたしの携帯を出す。
「知樹さん、莉乃と2ショットお願いします!」
知樹先輩が笑顔になる。
あたしはよくわからないまま。
ーーカシャ
「ありがとうございましたー!」