+悪魔の咎め+





「…消えてたの。」


「あ?」


「記憶が…お父さんの記憶がすっぽり…抜けて私の中から消えてたの。」



とても優しく律儀なお父さん

昔から仕事が忙しくて中々会えなかったけど

誕生日だけはいつも忘れずに連絡してくれた。





「…誰かに記憶を消されたと?」


「うん…でも、あなたじゃないよね?」


「……。」


「だから…私のことを狙ってるのは、まだ沢山いるっ…誰だか心当たりはない?」



彼は方針状態のままだった。

…どうしたの?私、変なこと言った?




「あの…、」


「……いや、そうか…ああ、うん。」



一人で考え込んで悩み解決をしている様子

耳は真っ赤だ。





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