+悪魔の咎め+






「どうして…私…何かしたの?」


きゅっと喉が苦しくなる。



「私はどうして…こんな力で…」


「…結愛、」


「こんな力も…なにもかも…いらない。」



そうだったら私は普通に過ごせたのに

いつもと変わらない毎日を。




「結愛。」


綺麗な声。




「……。」


「お前のその力で俺は救われた。」


「……。」


「ありがとう。」



重なる指先

そっと、落とされる唇。


ひやっと冷たい感触にドキッとした。




「結愛、」


「ずるいっ…」


「…少し、休め。」




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