こっち向けよ
「はぁ…はぁ…」
走りきった。
思ったよりあっという間かも。
通行人には変な人って思われたかもしれないけれど、私が変なのは今に始まったことじゃない。
愁のことになると、愁以外はどうでも良くなる。
知ってるのかな?
こんな変な私を。
好きすぎて、5キロ弱を走り切っちゃう私を。
こんな私を知ったら、愁はひくかもね。
まあいいよ、それでも離すつもりとかないし。
私のことを全て知っても知らなくても、好きでも好きじゃなくなっても、絶対私しか見えなくしてしまおうって決めてるから。
…本当に出来るかどうかは別として。