こっち向けよ





今度はパパとママから伝わる緊張も、空気に漂う不安も吸い込んで、お腹に力を入れた。



「私…」



パパとママは穴が空くんじゃないかってくらいに見つめてくる。



「……愁と、幸せに…なりたいの!」



最後はヤケだった。



言ってしまえ!



と、でかでかと頭に浮かぶくらい。



その先に待っていたのは、どっち?────





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