こっち向けよ






「なに黙ってんの?口と頭は動けるんでしょ?」




これ以上傍にいられたら吐きそうだと思うのに体は動かない。




彼女はベッドに上がり、俺を仰向けにすると、跨がってきた。




ゾゾォーーーー!!!




キショイとはこのことだ。




なんて場合じゃない。吐く、マジで吐く、吐きそうじゃなくて吐く!




シーツごしに腹を圧迫され、気分は最低で気持ち悪い。



胃からゆっくりではあるが、暖かいものが上がって来ている。




そんな状態とも知らずに彼女は言った。




「中学時代に、お姉様方と遊んでたくせに」










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