朱雨に鉛

ぐらりと揺れるキールの体。

しかし両足をしっかりと地面につけ、倒れまいと視線を上にあげるキールの眼は。



「おもしれえ、いい、いいぜ。やっと本気になれる相手が来たんじゃねえのか、ええ?

遊びは終わりだ。
クソ餓鬼、こっからはマジの、

大人の遊び(ゲーム)といこうじゃねえか」


「はひゃっ……」



視線を合わせる間もないまま、雨久はキールの弾丸を体中に受ける。

口から出るのはやはり黒い液体で。



「おうら、おうら、おうらあっ!おいおいっ、さっきの威勢はどうしたよ?!

威勢ばっかのぐずぐず弱虫はあっ、嫌いなんじゃあねえのかよおうっ!」



にたりと歪な笑みを浮かべ、しかしそれすら楽しいと、だからこそ楽しいと高らかに笑うキールのその先。

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