朱雨に鉛
雨久も同様に、ニッタァアと口元を歪ませていた。
体中まっくろ黒すけ。
ああ、それでも。
「きゃふっ、僕ちゃんちょうちょう嬉しいなりいーっ。
だあって、こんなに楽しいお遊びお久しぶりなにょだもよおほおおほひあははひはふはあはははひゃふきゃふくふきふくやひきひゃかきゃはははははあっ!!!」
「はっははあっ!そうだよなあっ、楽しいよなあああっ?だあって、これでこそ俺らは “生きてる” って実感できるもんなあああっ!!!」
金属がぶつかり鉛がぶつかり。
豪雨の中で戦う二人、その周りだけがひとつの世界として出来上がっていた。
赤と黒の、狂喜の世界。