未タイトル
「はぁ!?」



思わず席を立つ



「何だよ、紗香…さっきから…」


誠が眉をひそめて私を見る


いや…なんか、ねぇ?


条件反射というか…



「…何でも…ない」




「で?どうなの?」



誠が身を乗り出して愛華ちゃんに迫る


私はそんな誠を佳奈と抑えつつ複雑な心境でいた




「大樹…くんは、私の王子様なんです」





「え……」



「これまたメルヘンチックな…」


佳奈がぼそっと呟く



愛華ちゃんは顔を真っ赤にしながら照れくさそうに話し出す



「この前ー…」





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