未タイトル

私が友達と遊ぶ約束をしていて待ち合わせ場所へと歩いていた時に…



「いたっ…」



腕時計を気にしていて前をよく見てなかったんです



前から歩いてきている人にすれ違う時、思い切りぶつかってしまって…


派手に転んでしまいました



周りから白い目を向けられるなかで


「あぁ～…！」



私のお気に入りだった靴のヒールが壊れていて…



どうしようもない事態に頭は混乱するばかりで


人目も気にせず途方に暮れて泣いていると




「どうしたの!?大丈夫ですか？」


誰もが私の横を通り過ぎていたのに


そこに大樹くんが現れて



大樹くんだけは私を気にかけてくれて


本当に嬉しかったんです