エンドロール
「弘原海 康生ってあの学生の身でありながら若干19歳で史上最年少で慶洋医学賞を受賞したっていうあの?」
「そうだ。これはその賞したときの論文だ。」
「へー。そうなのね。」
確か、医学界の救世主だとか神の使いだとか稀代稀に見る天才だと言われてたんだっけ。
「で、その弘原海康生と小宮が一体何の関係があるって言うのよ。」
「これは小宮が学生時代に書いた論文だ。」
「え?でも名前が…。」
「大学卒業後、小宮は改名している。
つまり、弘原海と小宮は同一人物だ。」
「え?どういうこと?改名?何のために?」
いきなり頭が混乱してきた。
「小宮には嫁がいた。」
「奥さん?」
そういえば18歳の時にデキ婚してて、当時受賞と一緒に少し騒がれてたはずだ。
確か相手は同い年の幼馴染だ。