エンドロール
「おーどうしたー?」
今度はなんだと思いながら、顔には出さないように頼れるお兄さんを精一杯装った。
「キミタカがコウをいじめてる。」
そんなのオレの知ったことではない。
子どもの喧嘩なんかに興味ないから関わりたくなんかない。
そもそもキミタカとはどの子どものことだろうかと未だ名前と顔が一致しない脳内で必死に検索をかけるが、ヒットしない。
だけど、立場上ほったらかしにするわけにもいかないので、その重い腰を上げながら食堂を覗いてみると、おやつの時間を堪能していたはずがガキどもの視線は一点に集中していて、その先には涙を浮かべるコウとそれを庇うリン対キミタカとその取り巻き数人という構図となっていた。