恋愛のやり直し方
「怒らせた?」



立花さんは、さっきまでとがらりと雰囲気が変わった。







素の立花降臨





何をされるのか分からないから、ブンブンと頭を振ってそれに答える。





「ごめん」



「はっ?」





え?この展開でいきなり謝るとか無いでしょ?
だって立花さんでしょ?





「実はさ、買い物行こうと思ってたら、綾が見えたの。どこ行くんだろうって後付けたんだけど、なんか妖しい方向に迷わず進んで行っちゃうから、心配でさ………」



「えっ………」



「あのさ、この辺はさ昼間でも危ないんだよ?知ってるのかもしれないけど女が一人で歩いていいところじゃない」




『女が独り歩きしていい場所じゃない』っていうのは分かってた。けど、どっかで大丈夫って過信もあった。


言われてみれば、自分の行動にちょっと怖くなる。





立花さんが心配してくれていたんだと気付いて、子供みたいに怒りにまかせた行動を反省。
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