恋愛のやり直し方
「あ、そうなんですか。じゃあ、コンシェルジュってけっこうお給料もらえるんですね。いいなぁ。私も雇ってもらえないかなぁ」



「そんな貰えないよ。それより、俺のとこに来た方がずっといいんじゃないの?」



「アハハハハ…遠慮します。でも、あの部屋に住めるなんて凄いですよね」



「あー、そういうこと?あの建物、俺の持ち物だから、住んでてもおかしくないでしょ」



「えっ?」






立花さんは、部屋ではなく『建物』が自分のものって言ったよね?





それって、そういうこと?






「ちなみに、あそこ以外にも何戸か所有してるよ。管理会社も持ってる?かな」



「…………はっ?それって、経営者ってこと?」


「まぁね。今はオヤジがメインだけどそのうちね。で、俺に興味持った?」



いえいえ……あまりに自分とかけ離れすぎてて逆に引きました。





「綾?あのさ、そんな事関係なく俺のとこに来てもらいたいんだけど、現実そうもいかないでしょ?だから、ネタバラシ」


「ネタバラシもなにも……全く釣り合わないし……痛っ」



繋がれた手にギューッと力が加わった



「あのさ、俺がアンタが良いって言ってるんだからそんな事気にしない」


「いやいや…でも」




立花さんは、私を知らな過ぎる。
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