恋愛のやり直し方
そうか!その手があった。



方向は決まった。
私は、隣に立花さんがいるのも忘れて野菜コーナーへと急ぐ



隣でクスリと笑う立花さんの声は耳に入ってこなかった。





冷製スープに入れる野菜を選ぶ。
スープにすればたくさんの野菜が一気に取れる。





「綾、これ全部買うの?」



「えっ?」



立花さんの指さす先には、カゴいっぱいの食材




「アハハハ……つい。減らします」



「いいよ。持って行ってあげるからこれ以上は増やさないで」



「………すみません」




持って行ってくれると言う立花さんに甘えるにしても、これは多すぎる。

とりあえず中身を精査して少しだけ減らした。





レジを終えて外に出ると、ムワッとした空気が一気に身に纏わりつく。




「大丈夫ですか?」



「綾のためだから平気」





両腕に袋を下げた立花さん。
なんだか、それだけでも絵になってしまうのが少しくやしい。
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