恋愛のやり直し方
「綾?手伝ってあげる」



そう言うと立花さんの手がヌ―っと伸びてきて、ポンポンと私の頭を撫でた。
それは、まるで子どもをあやす父親のような穏やかな笑顔と共に。




「て、手伝うって…?」



「待ってて」とスクッと立ち上がり、隣の部屋へと消えて行く立花さん。







手伝ってくれるってどういうことなんだろう
もしかして、立花さんの豊富な人脈を駆使して実の事を……



考えてみれば立花さんは謎だらけだ。






ドンドンとドアを叩く


中からは誰かと話す立花さんの声。







「た、た、立花さん!ち、ちょっと待ってください!」





「なに?」



カチャリと開いたドアから眉間にしわを寄せた立花さんが現れた



「あ、あの。て、手伝うって……」



「あぁ、安心して。もう決まったから」



「決まったって……まさか……」




頭の中は絶望に打ちひしがれる実の姿。
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