恋愛のやり直し方
友田が起きてきたのは、夕方近くだった。



家中に昨日の彼女のマーキング。
半日かかって寝室以外を全て掃除した。





ちょうどバスルームの掃除中。
ここにもピアスの片方がボディーソープのボトルの奥に隠れていた。



フツーここに置かないよね。




友田の女の趣味が悪いことに毎度ガッカリする。



はぁー、とため息をついた時



「それ、まだかかる?」



「きゃっ!」





突然背後から声がして、驚いた勢いで濡れた床に尻餅をついた。



「あ、ごめん。驚いた?」



手を差しのべてくれてる友田は、笑いを堪えてる。



誰のせいで濡れちゃったと思ってんのよ



「もう少しで終わります。入りますか?」



キッと睨んで、その手を無視して立ち上がる。





「そんな怒らないでよ。ごめん。濡れちゃったね」


「いえ、大丈夫ですから。怒ってないですし……」




そして、勢いよくシャワーを出して床を流した。



「冷たっ」



シャワーは、友田にかかり、スウェットが濡れた。




もちろんわざと。





「濡れちゃいましたねぇ。すみません」



「…………ぷっ」

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