恋愛のやり直し方
ニッと不適に笑った友田は、手前にあったバケツに手を伸ばすと、勢いよく私に向けて水をかけた。



「冷たっ」



勝ち誇ったような顔をした友田の顔にシャワーを向ける




もう、その後はいい大人のやるコトじゃなかった……と思う。






「もぉビショビショじゃないですか」





「それはお互い様でしょ」




「いい大人がムキになって」


「それもお互い様」




「センセの方が年上でしょ?」




「男はいつでもガキなの」






ベーっと舌を出す友田の顔に、思わず吹き出した。

つられて友田も笑いだす。






何やってんだか……




「寒くなってきた。着替えよう」


「…………あ、着替え……ない」



ぷっと笑った友田は



その場に着ていたスウェットを脱ぎ捨てる




「ち、ちょっとセンセ。着替えはあっちでやって下さいよ」






「ちょっと待ってて。俺の服持ってくるから」


「………あ、はい」




「あー冷たっ」と言いながらバスルームを出ていく。
そして、ボスンとタオルを投げてよこした。



「ありがとうございます」



「いいえ」



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