恋愛のやり直し方
店を出ると眩しく西日が差しこんでいた。





自転車に乗りマンションへと急ぐ。
途中、新しくできた雑貨屋さんが目に入る。




アンティーク調のその店構えに、ふと立花さんから娘さんの誕生日プレゼントに何がいいか相談されていた事を思い出した。




今度この店の様子を見に来よう。
プレゼントにちょうど良さそうなら紹介してあげよう。






立花さんは、「整理が付いたら再婚相手に立候補するって」言った、あれから何も言ってこない。




言われたら断ろうと思ってはいるものの、立花さんから何も言われていないのに断るとかできない。






この前たまたま会った時には、そんなコト微塵も見せずにお嬢さんへの誕生日プレゼントに困ってるんだと笑って話しただけ。





あの時のあの言葉は、立花さんの冗談だったのかと肩すかしをくらったのは私だった。


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