恋愛のやり直し方
タワーマンションが見える。



駐車場をチラリと覗くと、友田の車は無かった。
どうやら無事に脱出できたみたいだ。




自転車を停めてマンションに入ると、電話中の立花さんの姿。
ペコリと挨拶をすると、あっちも気付いてニコッと笑って見せた





エレベーターの乗る瞬間、「綾さん!」と呼ばれ、振り返ると走り寄る竜くんがいた。





「竜くん、早かったね」




「もうバイクとばしましたよ」




「気をつけてって言ったのに」




「だって、坂下さんから雷が落ちたばっかりですから」





真理子…随分恐れられてるのね。





「で、センセとは連絡付きました?」




「え?あ、あぁダメだったよ。何回か電話してみたけど」




急に聞かれると、嘘をつく準備ができてなくて慌ててしまった。
鋭い竜くんのことだから突っ込まれたらどうしようかと焦る。
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