sound village
テルテルに何度も言われた様に
結論を…態度を…決めなければ
いけない。
とうとう、言葉にして
関係性を動かして来た斐川くん
すっと、態度で好意を
伝えてくれた柏木くん
…正直、このまま彼らが渡米して
私自身異動になれば、接点も自ずと
なくなり、自然消滅的な流れになると
高をくくっていたけれど。
…神様は、私にも、試練を
与えたいらしい。
きちんと向き合うというーーーー
私がいつも避けて通ってきた道を
通らせようとしている。
今回だけは…
逃げられそうにもないし
逃げ出してしまえば
ただのゲスになりさがる。
「…こういうの…苦手なんだよ…」
一人きりの部屋に
もうひとつ溜息を落とした。