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「いつも分かれる交差点があって。
そこでいつもみたいに、じゃあなって言った直後だったんだ。
おれと将人は真っ直ぐ行くために信号待ちしてたんだけど、芽都は曲がって行ったんだ。
もちろん、信号は青だった。
……なのに……!!」
トラックの、信号無視だったという。
しかもその運転手は、飲酒していた。
「バンドの練習の帰りだったんだ。
だから、俺はベースを、芽都はギターを持っていた。
信号待ちしてた俺らにとっては、本当に長い時間だったんだ。
あいつが……轢かれる時間は」
もう、私は何も言えなかった。
何も感じられなかった。
「でも、実際はほんの一瞬で。
なのにあいつは……。
あのギター馬鹿は……」
一瞬だけ、倫生が笑った。