M√5
結局学校に着いたのは、HRが終わった頃。
終わるタイミングを見計らって、教室に入る。
すれ違いざまに、担任から軽いお説教を食らった。
変な姿勢で寝たから痛い肩をさすりながら、机の下へ歩いていき、バッグを置いて椅子に座り込む。
バッグを片付けるより早く、机に突っ伏する。
30秒だけ……。
すぐ、片付けるから……。
「……七瀬?
どうした、何か疲れてる?
馬鹿じゃん何遅刻してやがんのー!! ……とかいうノリじゃない……?」
突っ伏したせいで遠のきかけた意識を引き戻してくれたのは、隣の席の杉浦の声。
起き上がるのも面倒くさいので、手だけひらひらと振って返す。