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「……はぁ」
杉浦の言葉を無視して、ため息をつく。
仕方なく鞄から教科書類を取り出す。
そして空の鞄を机の横に引っ掛けるのと同時に、また机に伏せた。
「ごめん杉浦ー……。でも体調は悪くないからー……」
「……本当か?」
自分でも驚く程、気力のない声だった。
そしてつい、そのままウトウトと微睡んでしまった。
随分ぐっすりと眠っていたと思う。
目が覚めて最初に見たのは、真っ白な天井。
そして最初に聞いたのは、自分のお腹の鳴る音だった。
今日の朝は食べてないし、昨夜はカラオケで済ませたから、しっかりしたご飯は食べていない。