M√5

その彼女のステージに、今アンコールがかかった。


終わりが近い証拠だ。



「わ……どうしよう。
 どうしようどうしようどうする!?」


「落ち着けばいいと思う」


落ち着きまくっている声で一蹴。


ステージ前に、珠月撃沈。



……あ、少し落ち着いたかも。


手首で脈拍を計ってみる。


……速いのか普通なのか分からない。



「よしみんな、小声で円陣!!」


将人の合図で、円の形に並ぶ。


そして、左腕を突き出す。

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