M√5

2番のBメロは、私のソロパート。


緊張がまた蘇ってくる。


1番とは少し違うリズムで、私は小さく回るアクションを予定していた。


これぞバンドだろ、というリーダー命令で。



AメロとBメロの間にある短い感想で、くるりと回る。


唯一のスカートが、遠心力で広がる。



半周回って、私は気がついた。


全てが、スローモーションのように見えた。




─────────舞台が、狭い!!



音楽室よりも、狭い。



……倫生に、スカートが当たる……!!

< 92 / 154 >

この作品をシェア

pagetop