M√5
2番のBメロは、私のソロパート。
緊張がまた蘇ってくる。
1番とは少し違うリズムで、私は小さく回るアクションを予定していた。
これぞバンドだろ、というリーダー命令で。
AメロとBメロの間にある短い感想で、くるりと回る。
唯一のスカートが、遠心力で広がる。
半周回って、私は気がついた。
全てが、スローモーションのように見えた。
─────────舞台が、狭い!!
音楽室よりも、狭い。
……倫生に、スカートが当たる……!!