0時のシンデレラ
「…うっ」
凛音は安心したのか、
涙が溢れてきた。
「うぐっ…」
「…泣けよ」
男の人は涙目になっている凛音の腕を
引っ張り、自分の胸に抱き寄せた。
「怖かったんだろ?
あいつ、3日前からお前の家の周りを
ウロウロしてんの、見たんだよ。
泣けよ。我慢しなくていいから」
それがスイッチになったのか、
凛音はわーんと泣き始めた。
男の人は凛音が泣き止むまでずっと、
凛音の背中をポンポンと叩いていた。