0時のシンデレラ

「…うっ」

凛音は安心したのか、
涙が溢れてきた。

「うぐっ…」

「…泣けよ」

男の人は涙目になっている凛音の腕を
引っ張り、自分の胸に抱き寄せた。

「怖かったんだろ?
あいつ、3日前からお前の家の周りを
ウロウロしてんの、見たんだよ。
泣けよ。我慢しなくていいから」

それがスイッチになったのか、
凛音はわーんと泣き始めた。

男の人は凛音が泣き止むまでずっと、
凛音の背中をポンポンと叩いていた。

< 33 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop