0時のシンデレラ
「大丈夫か!?」
抱きしめられていた腕がほどかれ、
凛音は変態を退治してくれた人の顔を見る。
「あっ…」
その人は昨日、一昨日の夜中に来た、
フードを深くかぶった男の人だった。
「…大丈夫……」
「どこにもケガはしてないな?」
「う、うん」
「ふー…良かった…」
地面に倒れ込む男の人。
「お前さ、窓修理した方がいいかも」
「えっ何で?」
「あれ、揺らすと勝手に鍵が開くみたい」
「えっ!?」
凛音はすぐに窓の方に駆け寄った。
「ほ、ほんとだ…」
「な?」
男の人はどうやら、暑いらしく
フードをパタパタさせていた。