好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
思い出
私達は今電車の中に居る…


育が私の肩もたれかかり、眠っている。



こうやって育の寝顔を見ていると今まであった事が嘘だったような錯覚に陥る。


何処に行くんだろ…



周りの景色は見たこともない風景になっていた。



『次は終点、金上橋~金上橋です』



アナウンスが流れた。



なんだろここ?



聞いた事もないし…
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