好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
「捜索願い…出されたんだ…」



育が小声で言う…



捜索願い…?



どうして…



たった1日しか空けてないじゃない…



お母さん―――



なんで……



どうして―――――



育の手が私の手を強く握る…



不安…戸惑い…
この二つが津波のように私達に押し寄せる…



時々、警官が私達の方へ振り返り興味深げに私達を見ていた…
< 173 / 408 >

この作品をシェア

pagetop