好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
私は慌ただしく制服に着替える…



『いっ……』



育と呼びそうになりハッとなる…



もう起こさなくていいんだ…



私が起こしたら駄目なんだ…



私は泣きたくなる気持ちを押さえて家を飛び出した…


朝ご飯も作らない…



お母さんは長い盆休みを終え、再び仕事に励みだしたからもう居ない…



だから…私は育との空間が辛くて堪らない…



私は再び独りで早めに学校へ来る習慣をつけようとしていた…
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