好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
救いの手
『……由奈………?』



私は涙の跡を慌てて拭う…


『…由奈…………』



振り返るとそこには佳代が居た。



佳代が慌てて私の元へ走り寄る…



『…どうしたの??』



佳代は学校を休む事が多く、私の現状を知らなかった…



『……靴……どうした?』


びっくりしたように私の靴箱を覗き込む…




佳代が私の顔を心配そうに見つめた…



『……か…佳代……』



私は佳代の顔を見た途端、泣き崩れた…



佳代の顔を見た途端…



安心したんだ…



『……誰に…誰にされた?』
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