好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『…こんな…幼稚な事まだするやつが居たんだ…最低…っ…』



私は佳代の肩に持たれかかりひたすら泣いた…



『……佳代………』



『…誰にされた…?』



『解らない……』



『……いつから…?』



『新学期の次の日…』



『…新学期って……もう一ヶ月も前じゃんっ!』



『…うん……』



『…なんでもっと早く言わんのっ!』



『…うん…ごめ……っ』



佳代は怒っていたようだったが、佳代の言葉が私の心にじんわりと染み込む…



そして、優しく私を抱き締めてくれた…



佳代からふんわりといい香りがした…
< 222 / 408 >

この作品をシェア

pagetop