好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
育が無言でリビングに入って来た…



一瞬、目が合う…



私も育も反射的目を反らした…



『…………』



「…………」



無言の空気が刺さるように痛い…



パタン―と音がして、育が冷蔵庫を閉めて麦茶を飲む音がした…



私はそこに居づらくて、鞄を持って二階へ上がろとしたその時だった…




「……写真……」



…………



私は育の言葉で立ち止まる…
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