賭けで動く恋

「んッ!」

「貴女を見つけてから頭の中は貴女で埋め尽くされ、貴女しか描けない……。
私をこんなに夢中にさせた責任はとって下さいね」

「責任……て…ゃ…ンン…」

下腹部が震える囁きと、顎から項に回って悪戯に這う指先に呼吸が浅くなる。

何でこんな事になってるのか理解出来ない。

私は美人でも可愛らしい訳じゃない。

丸顔で身体だってどこもかしこも丸っこい。

そんな私が何でこんな世の多くの女性を虜にするだろう男性に耳や首を触られてるのか……。

戸惑う頭でどうして、何故、とそればかり繰り返し考えていると耳の中に温かいものが入ってきた。

「……ッ!」

崩れおちそうになった身体は神谷さんが掴んでいる手と、咄嗟に腰に回された腕のお陰で地面につく事はなかった。
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