封印戦慄映像
「22歳と若いかも知れませんが、パワーだけはありますので!」
「それはそれは頼もしい。魅羅、これで安心だな」
「ええ貴方」
「ゴホッゴホッ」
私がそういうと遮るように陸也が咳払いをし、話を止めた。夫婦は安堵の笑みを交わしていた。
「……ところで、どのような怪奇現象が起こるんでしょうか? 頻繁に出る場所とかあるんですか?」
そんな私達を横目にし、木製の茶托に、そっと湯のみを戻した冬馬が本題に入ろうとした。
「実はこの家屋では出ないんですが、地下室で頻繁に起こるんです。
例えば、複数の丸い光……オーブと言いましたっけ? あれが雪のように浮遊をしていたり、子供の駆け足の音、食器やグラスが割れたり――ポルターガイストが起こるんです。
「それはそれは頼もしい。魅羅、これで安心だな」
「ええ貴方」
「ゴホッゴホッ」
私がそういうと遮るように陸也が咳払いをし、話を止めた。夫婦は安堵の笑みを交わしていた。
「……ところで、どのような怪奇現象が起こるんでしょうか? 頻繁に出る場所とかあるんですか?」
そんな私達を横目にし、木製の茶托に、そっと湯のみを戻した冬馬が本題に入ろうとした。
「実はこの家屋では出ないんですが、地下室で頻繁に起こるんです。
例えば、複数の丸い光……オーブと言いましたっけ? あれが雪のように浮遊をしていたり、子供の駆け足の音、食器やグラスが割れたり――ポルターガイストが起こるんです。