【BL】微笑みの裏側も
「今夜もご一緒願えませんか?」
もう一度言われ、僕は数秒の躊躇いの後、ゆっくり頷いた。
「じゃあ行きましょうか。」
速水の後ろをついて店を出た後は、彼の住むマンションへと向かう。
何度来ても片付けられている部屋。
僕達は迷うことなくベッドへと足を向ける。
僕がベッドに腰掛け、速水が押し倒してくるのかと思いきや、彼は僕の隣に腰を下ろした。
いつもと違った動作に僕は首を傾げる。